鞄の中の風


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DU VENT DANS LE SAC

鞄の中の風

PARADIOによる展覧会

アレクサンドル・バレ @erraberdnaxela

ロリス・ユモー @lorishumeau

ロール・マチュー @lauremathieuhanen

浦梨未 @rimiura

8月3日 オープニング 19:00-21:30

@nowherehajinosato

8月23日 クロージング 20:00-

@asanoya.hajinosato

2024年8月3日〜23日

土・日曜日 11:00-19:00

水・木・金 15:00-20:00

月曜・火曜 休み

デラハジリ @derahajire

大阪府藤井寺国府1丁目1-7 里庭の箱

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DU VENT DANS LE SAC

アート・コレクティブ パラディオ(アレクサンドル・バレ、ロール・マチュー、ロリス・ウモー)と浦梨未による展覧会タイトル「Du vent dans le sac」(ドゥヴァンダンルサック)は、私たちの知る限り、現在では誰も使わないフランス語のことわざ です。

直訳は「鞄の中の風」で、意味は「どうでもいい事を話す」です。ここでいう「風」は、「発声」を例えた言葉です。そしてフランスでは、虚栄心や空虚さを体現した言葉でもあります。

しかし私たちにとって風は、空虚なものではなく、展示スペースを探索するための味方になり、私たちの友人になりました。さらに言えば、私たちにより飼い慣らされ始めました。

空間状況と技術的制約:

デラハジリのオーナーである下浦萌香さんから聞いた「デラハジリの展示空間には風が吹き、紙作品は飛ばされる。薄い紙は湿気でカールする。」という空間状況は、私たちにとって魅力的なものになりました。

その場所について知っている情報のみを手掛かりに創作するしかない技術的制約のなかで、今回の展覧会内容を想像したとき、地球の裏側から展覧会というカバンを日本に持ってくることを想像し、直訳で「鞄の中の風」という、ことわざのタイトルに決めました。

風は少しずつ、当時はまだ想像上のものであった私たちの展覧会に栄養を与える物語の主人公 になり、作品の展示方法、素材の選択、インスピレーションを定めました。

ゆっくりと、しかし確実に、風は目に見えない主題として確立し、作品の新しい体験を変容させ、再生し、生み出す空気・呼吸・自然の要素を中心とした集団的な研究への道を開きました。